下田大和館 伊豆下田温泉
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下田・多々戸浜の美しい海をのぞむ絶景リゾート
サーフトリップが楽しめ、サイクリストも安心して泊まれる宿
久々に南伊豆の海が見たくなり、湯友の
湯達入郎(ゆったりはいろう)氏と訪れたのが、下田の街から車で10分ほどの位置にあり、多々戸浜(たたどはま)を見下ろす高台に建つ「下田大和館(しもだやまとかん)」。昨年レポートした伊東の旅館「
青山やまと(せいざんやまと)」の姉妹館です。
伊豆下田の多々戸浜といえば、美しい白砂ビーチで知られ、特に南伊豆屈指のサーフィンスポットとして有名です。
下田大和館は多々戸浜の目の前にあるため、サーフィンをはじめとしたマリンスポーツの拠点としても人気。温泉はもとより全客室がオーシャンビューのため、素晴らしい眺望が楽しめます。
エントランスは開放感と南国の香りに包まれ、ラウンジからは海が一望できます。ロビーの水槽には下田の海で見られる魚が気持ち良さそうに泳いでいました。
下田大和館は館内から波のチェックができるのはもちろん、ウェットスーツのままチェックインできたり、サーフボード置き場やウェットスーツ干場なども設けているため、サーファーにも人気の宿です。
サイクリストにうれしい配慮!
また、下田大和館では2016年秋から館内に自転車専用の格納スペースを設けました。自転車を押して館内に入ることができ、チェックイン後はフロントの奥にある自転車専用格納スペースへ。ここには一般の宿泊者は入れないので、セキュリティも安心です。また、空気入れや工具セットも用意されています。
こうした自転車対応はオフシーズンに限るそうですが、サイクリストにとって自転車持ち込みで安心して宿泊や日帰り温泉を楽しむことができるため、とても素敵な試みだと思います。
洋風と和風の絶景温泉から明るい海の眺めを楽しむ
最上階には大浴場「パラダイスビュー」があり、洋風と和風の絶景温泉を男女入替制で楽しめます。趣向の異なるそれぞれの温泉で、南伊豆の明るい海を眺めながら下田温泉を満喫できるのが魅力。
こちらは洋風の温泉「多々戸ウィンズ」の内湯です。目の前は美しい多々戸浜。開放感にあふれ、洗練された明るい雰囲気はまさに南国のリゾートです。
露天風呂エリアには、本物のヨットを改造してつくられたセーリング・スパ「マーメイド」があり、ジャグジー機能付き。ボタンを押すと3分間気泡が出てきて、ジャグジー風呂を楽しめます。通り抜ける海風と波の音が心地よく、時おり木立からはモズ(野鳥)の鳴き声も聞こえてきます。
遠くの水平線上にさまざまな島が見えます。この日は石取根(いしとりね)、横根(よこね)や、日本最古の石造灯台のある神子元島(みこもとじま)などを見渡すことができました。気候条件によりますが、夕焼けに染まる太平洋も眺めることができるそうです。
半露天風呂のジャグジーは、絶妙なジェット水流でマッサージ効果があり、身体のコリに良い感じ。お湯もぬるめでゆっくり入れます。
下田大和館の温泉は、下田蓮台寺温泉からの引き湯をはじめとした15源泉の混合泉を利用し、泉質は弱アルカリ性温泉。肌にやさしいサラリとした温泉です。
休憩はウッドデッキで海を眺めながら。これが爽快で海外のリゾート地にいるような気分を味わえます。
洗い場も広々として爽やかな雰囲気。また、お子さま用のベビーチェアやおもちゃも用意されていて、子供連れにもやさしい温泉だと思いました。
和風大浴場「遥都(まほろば)」には、内湯「仙楽(せんらく)」、檜風呂「鼓舞(こぶ)」、山頂露天風呂「雲母(きらら)」があります。
この和風大浴場で一番感動したのは山頂露天風呂「雲母(きらら)」。下田大和館の中でも一番高い位置にある絶景温泉で、脱衣所内の入口から階段を上って行きます。さえぎるものが何もない高台にあり、素晴らしい海の眺めと山の自然を満喫できるロケーション。
ザパーンという波の音と6つの竹の湯口から源泉が注がれる音が実に心地よく、五感を刺激します。
こちらは夜の露天風呂もおすすめです。静寂の中波の音が聞こえ、露天風呂からはぼんやりと月が見え、実に風情がありました。
また、各大浴場の脱衣所に設えていた脱衣籠も素敵でした。
大浴場の日帰り入浴は15:00〜18:00で利用できます。
下田大和館には屋外施設として、お子さま向けプール(夏季営業)や足湯(無料)があります。目の前の海を見ながらの足湯は心地よいですよ〜。
海に一番近いところにある貸切露天風呂
下田大和館では予約制の貸切温泉「スパ・ヴィラ」があり、海に一番近いところに2つの露天風呂があります。
貸切露天風呂「PINE(パイン)」は、シンボルツリーの松の木越しに海の絶景が広がります。迫力のある風景を楽しめるのはもちろん、夜はナイトライトによる演出が素敵。
異国情緒が感じられる「BAMBOO(バンブー)」は、アジアの竹林をモチーフにした貸切露天風呂。
各貸切露天風呂の定員は4人まで。朝の6:30〜、8:00〜、9:30〜の枠は、パイン・バンブー共に1回50分 2,000円(税別)ですので、朝の貸切風呂はお得。室内の冷蔵庫に飲物が入っていて、1人1本取り出すことができます。こうした飲み物付きのサービスもうれしいですね。
貸切露天風呂の日帰り入浴プラン(上記の料金とは別料金)もありますので、お問い合わせください。
ゆったりとした客室は全室オーシャンビュー
下田大和館の客室は全室オーシャンビュー。和室8〜16畳、洋室ツイン、専用露天風呂付き客室など、さまざまなタイプがあり、すべての客室が絶景を望む多々戸浜側に面し、ゆったりとした間取りが特長です。
こちらは和室スタンダードの客室。いずれも専用テラスまたはウッドデッキが付いていて、海の眺めを満喫できます。波の音が聞こえるテラスで美しい海を見ていると、南国のビーチリゾートに来ているような感覚になり、現実から解放されていくのを感じました。また、室内のお風呂にも温泉を利用しているので、大浴場に入れない小さなお子さまも下田温泉を楽しめます。
次は人気の露天風呂付き客室をご紹介しましょう。信楽焼の円形露天風呂を備えた客室は部屋ごとに湯船の色が異なり、208号室の湯船はスカーレット。また、檜や伊豆石を使った湯船を設えた客室もあります。
海を眺めるための専用テラスはもちろん、広縁には洒落たソファーがあり、くつろげる雰囲気。テラスには草花が植栽されていて和みます。
いつでも入れる客室の露天風呂は、夜も実に風情があります。この日は月が出ていたせいか、海が明るく、カメラマンに記念写真をリクエストする湯達入郎氏。湯種ものんびりと信楽焼の露天風呂を満喫しました。ザパーン、ザパーンという波の音を聞きながら、至福のひととき。
この部屋には浴衣のほか、バスローブが用意されていました。また、あとから知ったのですが、快適な眠りのためにイタリア製の寝具を使用しているとのこと。よく眠れると思ったら、とっておきの寝具を使っていたのですね。
そして、こちらは次の間付きの客室です。10畳と6畳の次の間の付いた和室で、定員は8人。大人数での利用に向いており、専用テラス付きです。ダイニング「海」と同じ階(4階)にありますので、食事の際の移動が便利ですよ〜。