餃子の㐂むら（餃子の喜むら）　伊豆長岡

ニンニク不使用の野菜たっぷりジューシー餃子

「餃子の㐂むら（餃子の喜むら/ぎょうざのきむら）」は伊豆長岡温泉街に位置する、知る人ぞ知る餃子専門店。2018年4月に正平荘へ取材で訪れた際に、館内を案内してくれた女性スタッフの方に教えていただいたお店です。

餃子の㐂むら　外観

「ニンニクを使っていないので臭いも気にならず、美味しいですよ」とお伺いして、とても気になっていました。

それから2か月後、再び伊豆長岡での温泉取材が決まり、ランチで訪れることができました!

餃子の㐂むら　入口

素朴な店内は昭和の香りも感じられ、井伊湯種（いいゆだね）好み。4つのテーブルを構えた座敷席のほか、カウンター席もあります。気さくでやさしい雰囲気の女将さんが出迎えてくれますので、一人でもふらりと訪れることができそうです。

店内

2018年11月に開店6周年を迎える餃子の㐂むらはご夫婦で切り盛りしており、アットホームな雰囲気。ご主人が餃子を焼き、女将さんが接客などを担当しています。

㐂むらの餃子はこんがりときれいな焼き目をつけたあとに大量の熱湯を投入して仕上げる方式。少し変わった焼き方ですが、沼津の美味しい餃子を参考に研究を重ね、店独自の味わいを出せるようになったとのこと。

餃子は大（10個）・中（8個）・小（6個）の3種類から選ぶことができます。

店内に貼られていたメニュー。画像の価格は2018年6月現在（2018年7月より価格変更あり/餃子1個につき10円アップ）

10分ほど待って餃子が出来上がりました。丸皿に盛られたゴロリとした大きな餃子は存在感があり、食べ応えがありそうです。

ボリュームたっぷりな餃子（大/10個）

ライスを注文すると味噌汁がサービスになります。餃子にライス、味噌汁の組合せはシンプルですが、最強ではないでしょうか。

餃子とライスのセット

それではさっそく焼きたてをいただきます!
アツアツの餃子を頬張れば、皮はモチモチとしていて野菜がたっぷりなのにジューシー。肉と野菜の旨味のほか、ショウガの味も感じられ、どちらかというとあっさりとした味わいです。

㐂むらの餃子を味わう井伊湯種（いいゆだね）

女将さんによれば、「絞ったショウガ汁を加えることで胸焼けをせずに何個でも食べられるようにしたかった」とのこと。餃子にはキャベツを中心に長ネギなどの野菜を使っています。

次は餃子とライスの組合せを楽しみます。餃子の旨味と酢醤油のタレ、白米の甘みが口の中で良い感じで混じり合い、絶品です。箸休めにはライスに添えられたしば漬けを食べたり、味噌汁を飲んだりと、餃子が美味しいとご飯が進みますね!　

また、餃子の㐂むらのサイドメニューも見逃せません。その日のサイドメニューが店内のホワイトボードに書かれています。

本日のサイドメニュー

その中でもイチオシは「うづわみそときゅうり」。うづわみそとは宗田鰹を味噌に練り込んだもので沼津市内浦に伝わる郷土食だそうです。お店で出しているうづわみそは女将さんの友人から仕入れており、宗田鰹と青唐辛子を使っているとのこと。鰹の濃厚な旨味とピリッとした辛さのうづわみそは香りもよく、きゅうりだけでなくご飯にもぴったりでした。

サイドメニュー「うづわみそときゅうり」

餃子にもうづわみそを付けて食べてみましたが、こちらも相性がよくてびっくり。

また、手作りポテトサラダも人気の一品。ビールのおつまみにもぴったりだと思います。

サイドメニュー「ポテトサラダ」

餃子10個とライス、味噌汁、サイドメニューを食べたら、お腹がパンパンに。お腹がいっぱいになると心もゆるんで、何とも幸せな気分になりました。餃子にニンニクを使っていないので匂いを気にすることもなく、午後の取材に行けるという安心感も良かったです。

ただ餃子のボリュームがあるので、ライスセットの場合、女性は餃子小（6個）でも良いかもしれません。

また、餃子のテイクアウトも可能です。10個入または15個入の箱になるそうですが、温泉旅館に宿泊の際やお土産に良さそうですね。口コミによると冷めても美味しいそうです。
30個以上の注文ですと、近くであれば、配達もしてくれるとのこと。大人数でお店の近所に宿泊した時に利用してみたいと思いました。

餃子を食べ終え、あらためて店内を見回すと、猫系のインテリアが多いことに気がつきました。
女将さんが猫好きだそうで、自宅には路上で保護した猫が2匹いるそうです。湯種も猫好きなので親近感が高まりました。

帰り際にお店の常連の方から私に対して「頑張ってください。いつもレポート見ていますよ！」と、あたたかい言葉をかけていただいたこともうれしかったですね。

次に伊豆長岡温泉に訪れた際には日帰り温泉の帰りに㐂むらに立ち寄り、ゆっくり餃子とビールを楽しみたいと思った湯種でした。

「餃子の㐂むら」は伊豆長岡温泉の中でも長岡地区にあり、伊豆長岡駅から車で8分ほどの距離。以前にレポートさせていただいた老舗旅館「いづみ荘」のすぐ近くです。

左奥の建物がいづみ荘、右手前の建物が「餃子の㐂むら」

お店には駐車場はありませんが、近隣のパチンコ甲子園エイト（休業中）の駐車場を利用することができます。お店の入口にはその案内がありますが、少しわかりにくいかもしれません。

お店の入口に駐車場案内があります

パチンコ甲子園エイト（静岡県伊豆の国市長岡126−5）は「餃子の㐂むら」から120メートルほどの距離にあり、お店の前の道（通称 温泉場出逢い通り）を北西方向に直進します。

お店の前の道路は温泉場出逢い通り

カーブを曲がった先に「御幸町」バス停があり、左手にパチンコ甲子園エイトの建物が見えてきたら、その先の角を左折します。

写真中央の「8」の文字がある建物がパチンコ甲子園エイト

この角で左折を

そのまま直進すると右側にパチンコ甲子園エイトの建物があり、その駐車場を利用できます。

パチンコ甲子園エイト（休業中）

バス利用の方は伊豆長岡駅前から沼津行きまたは三津シーパラダイス行きのバスに乗り、御幸町バス停下車徒歩1分です。また、温泉場循環のバスもあります。

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