AKARI et KAORI
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老舗旅館からリブランド
灯りと香りが織りなす全部屋温泉付きの上質な宿
おもてなしから細部に至るまで洗練された造り
どこをとっても嬉しいサービスがいっぱいのお宿です!
伊豆半島の中心に位置する修善寺温泉は、弘法大師が開いたとされ1200年の歴史を持つ、伊豆最古の湯治場です。
そんな修善寺温泉街の中心地に佇むのが、「AKARI et KAORI(アカリ エ カオリ)」。
創業70年の歴史を持つ老舗旅館「ねの湯 対山荘」の趣を大切に受け継ぎながら、2023年に新たな感性で生まれ変わった湯宿です。
その魅力を、順にご紹介していきましょう。
外観は老舗旅館の趣を残しつつ、現代的な照明がやわらかく灯り、入る前から期待感が高まります。
大きく育った槙の木立をくぐり、いざ館内へ。
入るとどこか懐かしい上品な香りがふわりと漂います。
聞いてみたところ、白檀(びゃくだん)の香りだそうです。
「AKARI et KAORI(アカリ エ カオリ)」が掲げるテーマは、「あたらしいけど、なつかしい。」
その世界観を象徴するのが、名前にもなっている「灯り(AKARI)」と「香り(KAORI)」。
ギャラリーのように並ぶさまざまな照明と、白檀の香りが、日常とは少し違う時間を感じさせてくれます。
設計を手がけたのは、グッドデザインスタジオの香川眞二氏。
館内の照明はLa it -Lighting Design Office-の髙山明香氏が選定しています。
まずは受付でチェックイン。
取材を兼ねてだったので、受付でいろいろ質問をしてしまいました。
丁寧でありながらもほど良い距離感の接客。
必要なことはきちんと伝えつつ、過度に踏み込まない。
でも、こちらから尋ねれば丁寧に、かつ期待以上に応えてくれる。
その距離感がとても心地良く感じられました。
あとで話を聞いてみたところ、「寄り添う接客」を大事にしているそうです。
「お客さまが宿に求めるものは十人十色。そのため、画一的な対応はせず、その時々の様子を見ながら応対を変えています。単なる接客ではなく『接遇』を意識することをスタッフ全員で共有し、リピートした際にも変化を感じてもらえるよう、常に進化を心がけています」とのこと。
なるほど、最低限の接客を望む方もいれば、たくさん話をしたい方もいる。
それぞれに合わせた接客をしてくれるため、誰にとっても居心地の良い滞在ができそうです。
アメニティ(ブラシや綿棒、コットンなど)は受付にまとめて置かれており、必要なものを自分で選んで持っていくスタイルです。
中でも目を引いたのが、かわいらしいカプセルに入ったカラフルなヘアオイル。
インドネシア生まれの洗い流さないタイプで、パサつきや乾燥、ダメージなど、髪の状態に合わせて3種類が用意されています。
自分に合ったものを選べるので、特に女性の宿泊者に喜ばれそうなサービスですね。
女性の宿泊者には色浴衣の無料貸出しも用意されています。
柄と帯をそれぞれ選べるため、どの組合せにしようかと迷う時間もいいもの。
館内の雰囲気が素敵なので、浴衣で過ごす時間がより楽しくなりそうです。
続いて、客室について見ていきましょう。
全部屋温泉付きの客室は9室のみ
二間続きの部屋やメゾネットタイプの部屋も
客室は全9室。
1階の「ひと」「えに」/2階に「ここ」「ゆい」「づ」「ねの」「ゆた」「いざん」/3階は「う」と、部屋名がユニークなので、その由来について聞いてみたところ、このほかに宴会場「そ」があり、すべて並べると「ひとえにここゆいづ ねのゆたいざんそう」という旧施設名になるとのこと。
ちなみに「ひとえにここゆいづ」とは、「一重(ひとえ)に心を籠めて伊豆の湯で御もてなしをする」という意味なのだそうで、リブランドしても、老舗旅館の伝統をしっかり継承している、ということのようです。
客室はすべて異なる間取りと設えが施されており、部屋ごとに異なる気分を味わえます。
和の要素を大切にしながらも、現代的な感性が随所に感じられる空間になっています。
今回、井伊湯種(いいゆだね)が滞在したのは、二間続きの客室「づ」。
リビングとベッドルームが緩やかにつながり、ゆったりとした時間を過ごせる造りになっています。
ガラス戸や鏡を使った空間の見せ方も印象的。
透明ガラスや型板ガラスを場所ごとに使い分けることで、視線が抜け、開放感のある造りになっています。
空間をゆるやかに区切るように扉も随所に設けられており、家族やカップルでの滞在中でも、プライベートな空間を確保できるようになっています。
「おいしいねぇ」と抹茶をいただく井伊湯種(いいゆだね)。
すべての客室に温泉風呂が備えられており、「づ」の浴槽はヒノキ造り。
石造りの浴槽を備えた客室もあるそうです。
シャワーや洗面台から出るお湯まですべて温泉という贅沢さで、部屋にいながら修善寺の湯を存分に味わうことができます。
なお、温泉管が宿を一周しているため、お湯が出るまでに少し時間がかかる場合があるようです。
客室はほかに、階段を下りた先に寝室が設けられたメゾネットタイプや、梁(はり)を生かした特別室などがあります。
メゾネットタイプの「ここ」の部屋を見てみましょう。
それでは、続いて大浴場についてご紹介します。
日帰り入浴も可能な修善寺温泉
マイクロナノバブルのシャワーからも温泉が出ます!
「AKARI et KAORI(アカリ エ カオリ)」の温泉は、肌あたりのやさしいアルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。
宿で自家源泉を3本所有していますが、修善寺温泉の施設は、すべて修善寺温泉事業協同組合で集中管理されている混合泉を使用しています。
なお、こちらは日帰り入浴も可能です。
大浴場は、趣の異なる内湯と露天風呂の二つで構成され、センスの良い造りで落ち着く空間になっています。
内湯はヒノキの香りに包まれた落ち着いた空間で、壁面には富士山の溶岩石を使用。
湯に浸かるとツルツルとした浴感で、いかにも美肌の湯らしい心地よさを感じました。
洗い場のシャワーからも温泉が出るのですが、なんとマイクロナノバブルのシャワー仕様になっているんです。
0.1ミクロンの水泡で、pH8.6のアルカリ温泉成分がお肌になじみやすくなるとのこと。
細かな温泉の粒がやわらかく肌に当たり、洗い流したあともつっぱりにくいそうです。
シャワーを堪能する井伊湯種(いいゆだね)。写真からもマイクロナノバブルの細かさが伝わりそうです
露天風呂に浸かる井伊湯種(いいゆだね)
露天風呂は、宿の庭から掘り出されたという伊豆石が配され、野趣あふれる雰囲気。
昼と夜とで表情が変わるため、時間帯を変えて入浴してみるのもおすすめです。
続いて、女湯を見ていきましょう。
→ 次は「AKARI et KAORI(アカリ エ カオリ)」のお食事についてレポートします!
