静岡市 静岡ホビースクエア

模型の街・静岡に誕生したホビーの情報発信基地

模型の常設展示やイベントを楽しめる人気の施設

JR静岡駅南口から徒歩1分。サウスポット静岡の3階に位置する「静岡ホビースクエア」を訪ねました。

サウスポット静岡

サウスポット静岡


静岡市は戦前の木製模型の時代から遡れば半世紀以上の歴史を誇り、プラモデルの出荷額では全国No.1という模型の街です。静岡市内で開催されるホビーイベントには全国から模型ファンが集まります。

静岡ホビースクエアの看板

サウスポット前の静岡ホビースクエアの看板


静岡が誇る模型や地場産業の魅力を伝え、静岡のホビーをより多くの人に楽しんでほしいという願いを込めて、2011年にホビーの情報発信基地としてオープンしたのが「静岡ホビースクエア」です。

静岡ホビースクエア 館内

静岡ホビースクエア 館内


ここには静岡を代表する模型メーカー各社の製品や静岡の歴史を伝える伝統工芸品の常設展示場(無料)、イベントコーナー(一部有料)、オフィシャルショップ、工作室などがあります。

常設展の観覧料は無料ですので、気軽に立ち寄ることができます。平日は出張などで訪れたスーツ姿のサラリーマンが多く、休日は家族連れや模型マニアなど、幅広い年齢層の方々が訪れているそうです。

常設展示

常設展示場は無料


井伊湯種(いいゆだね)

展示物を興味深く眺める井伊湯種(いいゆだね)


展示

静岡を代表する模型メーカー各社の製品を展示


常設展示場では6社の模型メーカー(TAMIYA、Hasegawa、BANDAI、AOSHIMA、EBBRO、WoodyJOE)の製品をブースごとに観覧できるようになっており、模型ファンにはたまらない内容になっています。井伊湯種(いいゆだね)は温泉マニアですが、実はラジコンやカーマニアでもありますので、こうした模型を見るとワクワクしてしまいます。

ミニチュアカー

ミニチュアカーに目が釘付け


静岡ホビー展示

静岡のホビーの奥深さがわかる展示内容


常設展示場には伝統工芸品コーナーもあります。2か月に1回展示物の入れ替えを行なっているそうで、取材時には藍染めや駿河蒔絵などの作品が展示されていました。長い歴史を持つ静岡の文化の魅力を再発見できる展示内容になっています。

伝統工芸品コーナー

伝統工芸品コーナー


静岡ホビースクエア内には広々としたイベントスペースが併設されています。ここではホビーに関するさまざまなイベントが開催されており、取材当日はミニ四駆で競う「富士チャンピオンフェスティバル2018」が開催されていました。見ていると、参加者が真剣に取り組み、楽しんでいる様子が伝わってきました。こうしたイベントには全国から200人近い愛好家が集まることもあるそうです。

イベントスペース

イベントスペースではホビーイベントを開催。参加費は有料(イベントにより異なる)

オフィシャルショップで宝探し!

オフィシャルショップでは、各メーカーの人気商品や新商品などを販売しています。きれいに商品が並んでおり、何となくマニアックな雰囲気。その中には限定品や店頭非売品もあるそうです。

ショップ

オフィシャルショップ


ブラモデル

各社のプラモデルもギッシリ!


プラモデルの豊富な品揃えには,ときめくものがありました。その中には懐かしいものもあり、郷愁にかられます。湯種も子供の頃はプラモデルをたくさん作りました。当時、プラモデルの価格は確か数百円。大好きな車やSF人形活劇の戦闘機など、プラモデルには子供の頃の思い出が詰まっています。

プラモデルを見る井伊湯種

プラモデルを見て郷愁にかられる井伊湯種


また、取材当日のショップには廃業したメーカーの倉庫から出てきたという模型やイベント限定のフィギュアといった、ここでしか買えないアイテムが置いてありました。手頃な価格だったため、迷わずゲットして自宅に飾っています。マニア好みのレアなものが見つかるかもしれませんので、ぜひショップをのぞいてみてください。

オフィシャルショップの奥には工作コーナーを用意。購入した商品をその場で組み立てられるスペースで、無料で利用することができます。家に帰るまで待ち切れないというお子さまにはピッタリ。ここなら、ご家族で集中して取り組めそうですね。

工作室

無料で利用できる工作室


また、館内ではスイーツデコレーションをテーマにしたワークショップを定期的に開催しています。ミニチュアのお菓子やパフェなどを作ることができ、体験コーナーでは30分程度で作れる簡単なメニューを用意。参加料はワンコイン(500円)を予定しています。訓練すれば、展示されているサンプルの7割位なものが作れるようになるそうです。小学生以下のお子さまの参加は保護者同伴が必須。模型ファンは男の子のほうが多いイメージがありますが、女の子が参加しやすいイベントがあるのは良いと思いました。

スイーツデコレーション

スイーツデコレーションのサンプル


静岡ホビースクエア中央にはラウンジを用意しており、ホビーを愛する来館者の交流の場として利用できます。ここにはプラモデルを作るときに資料にしたオートバイが2台展示されています。

ラウンジ

ラウンジ


下の写真の手前のオートバイは昭和48年(1973年)製のハーレーダビッドソン。発売されるとすぐに模型メーカーが購入し、翌年には同型のプラモデルを販売したそうです。そのプラモデルの値段は4,500円。当時の若いサラリーマンの月給の1割位もする高級プラモデルでした。実際のプラモデルも展示されていますので、興味のある方はご覧になってください。

展示されたオートバイ

展示されたオートバイは土日に限り、乗車できます


また、展示されたオートバイには土日に限り、乗車できます。これもとてもレアな体験だと思いました。オートバイが好きな方には見逃せませんね。

模型ファンにも静岡の温泉を楽しんでほしい!

いまや静岡市は「模型の世界首都」として、世界中の模型ファンが集まる街へと成長しているようです。模型ファンの方はもちろん、出張などで静岡に訪れる際やファミリーで気軽に訪れていただきたいスポットが静岡ホビースクエアです。また、泊まりがけでホビーイベントに訪れる時には、静岡の温泉も楽しんでください。静岡駅から車で30分ほどの油山温泉の温泉宿(油山苑元湯館)もおすすめで、模型合宿もできます。ぜひ、いろいろな静岡を楽しんでみてください。

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  • 静岡市 静岡ホビースクエア
  • 住所 

    静岡県静岡市駿河区南町18-1 サウスポット静岡3階

    電話番号

    054-289-3033
    団体での来館は電話予約をお願いします。
    イベントに関するお問合せは、各イベント情報に記載された問合せ先までお願いします。

    開館時間

    11:00 ~ 18:00(平日)、10:00 ~ 18:00(土日祝)

    休館日

    毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌火曜日が休館日)
    特別営業日あり。詳しくはお問合せください。

    観覧料

    イベントごとに異なる。常設展、ショップ利用は無料。

    主催

    ホビー推進協議会静岡

    アクセス 

    (電車利用)
    JR静岡駅南口より徒歩1分
    JR静岡駅南口の東側にある、ペデストリアンデッキ[エレベータ付き歩道橋]を上がり、サウスポット2階入口よりお入りください。
    (車利用)
    東名静岡ICより約10分。

    駐車場 

    専用駐車場なし。
    近隣の駐車場または駐車場割引のある提携駐車場のご利用をおすすめします。詳しくはホビースクエア静岡のホームページのアクセスをご覧ください。

    ホ-ムページ

    https://www.hobbysquare.jp/

    取材時

    2018年11月

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