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湯河原温泉 旅館 伊藤屋

今後は外国人のお客さまを視野に入れ、昔ながらのおもてなしを続けていきたい

創業以来、126年続く伊藤屋のご主人は五代目。ラウンジ「夜明け前」で、旅館のことや今後の抱負などをお伺いしました。

伊藤屋ラウンジ

ラウンジ「夜明け前」

伊藤屋 穏やかに語る伊藤氏

ご主人の伊藤さん

このラウンジには、2・26事件の舞台となり、焼失した別館・光風荘をはじめ、昭和初期の旅館の絵葉書や、昭和59年に放映されたNHKの大河ドラマ「山河燃ゆ」のロケ地になったことなど、旅館の歴史を象徴する貴重な写真が飾られています。もともとご主人のご先祖は、江戸時代には名主(なぬし)で、自宅に偉い方々を泊めていたそうです。

伊藤屋に残る「土肥宮上村全図」

伊藤屋に残る「寛政年間 土肥宮上村全図」。江戸時代後期の湯河原町(宮上区)が描かれている

伊藤屋 昭和初期の絵葉書

昭和初期の絵葉書

伊藤屋 別館・光風荘

別館・光風荘が焼失時の写真

「旅館として創業したのは明治21年になります。明治28年には湯河原の温泉宿は上野屋、伊豆屋旅館、中屋旅館、亀屋旅館など、8件しかありませんでした。現在は創業から126年。高齢化や少子化という問題を抱えている今、古い木造建築を大事にし、この先、どう続けて行くのかが大きな課題になっています。お客さまが湯河原の旅館にいらっしゃる目的は、温泉に入ってのんびりくつろぐことだと思います。それを叶えるために昔から丁寧なおもてなしをしてきました。現在、リピーターのお客さまが約3割で、そのほかはご新規や紹介のお客さまです。本当に私どもの旅館を選んでくださるのはありがたいことで、これからもこれまでのおもてなしを続けていきたいと考えています。

また、昨年11月には本館や奥棟、門柱と石垣が国の登録有形文化財に登録されました。特に大正時代につくったお部屋は水回りこそリニューアルしましたが、そのほかは当時のままです。こうしたお部屋は、外国人の方にも喜んでいただけると思います。今は日本人のお客さまが99.9%。これから先は外国人のお客さまを受け入れる体制をつくっていきたいと考えています」とご主人。

伊藤屋 穏やかに語る伊藤さん

穏やかに語る伊藤さん

伊藤屋 登録有形文化財

歴史を感じさせる登録有形文化財の木造建築

伊藤屋は旅行サイトの口コミなどで評価が高いのですが、ご主人はあくまで謙虚です。
「私どもの旅館は、派手さはありませんが、昔から丁寧にやってきたことが評価されているのかもしれません…。逆に期待されすぎると困ります」

料理のこだわりについて伺った時に「最近では素材偽装の話もよく聞きますが、これは絶対にあってはならないこと。何でも正しくなければダメで、本物だけが最後に残ると思います」と言う言葉も印象的でした。

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