ホテルニューアカオ 熱海温泉

新規のお客さまだけでなく
リピーターが多いのがこのホテルの特色です

ファミリーもカップルもシニアも
いろいろな楽しみ方ができるのが魅力です

「ホテルニューアカオ」は、熱海温泉を代表するホテルとして知られてきました。今回のリニューアルでそれがどう変化したのか、お客さまにはどう受け入れられているのか、興味は尽きません。

そこで今回のインタビューでは、創業から現在までの歴史も含め、現在の「ホテルニューアカオ」の特色や魅力、人気の秘密をお伺いしたいと思います。

インタビューを受けていただいたのは、宿泊支配人の若林豪さんです。

若林豪さん

お話を伺った宿泊支配人の若林豪さん

ここは、赤尾蔵之助氏によって創業されたホテルです。
駅前でお土産屋さんをやっていた創業者が、赤尾旅館という宿泊施設を作り、やがて赤尾ホテルに。その後、現在の場所に「ホテルニューアカオ」をオープンさせたのがこのホテルの始まりです。

蔵之助氏が小学生のころ遠足でこの場所を訪れた時は、まだ開発が進んでおらず荒れ果てた場所だったのですが、とても綺麗で自然の雄大さが素晴らしく、いつかここで何かをしたいという想いが膨らんだそうです。

その想いがあったからか、昭和30年代ぐらいから大規模なホテルの構想を進めていたのですが、海の上にホテルを建てる場合、許認可を取るのが大変で、構想の最初から完成まで10年ぐらいかかったということです。
(「オーシャン・ウイング」は、文字どおり海の上に立っていて、極太のピアノ線数万本で岩盤と建物を結ぶという、当時としては画期的な工法だったそうです。)

その後、現在の会社に移管され、2012年(平成24年)に「ホライゾン・ウイング」の営業を開始。2023年(令和5年)の7月1日から「オーシャン・ウイング」をリニューアルオープンして現在に至っています。

このグランドオープン以降、本当にざっくりお伝えすると、夏はほぼフル稼働に近く、それ以外の時期でも、平日の稼働率は70%台、平均すると80%ぐらいになっていますから、以前よりも稼働率は高くなっています。

ただ、新しいお客さまばかりかというと決してそうではなく、リピート率がとても高いのがこのホテルの特色だと思います。
それこそ30年、40年前からいらっしゃっているお客さまも多く、結婚されたばかりくらいの時に来て、家族旅行で来て、今はお孫さんたちと一緒に来られる、という方もいらっしゃいます。
長く勤めているスタッフとお客さまがいい意味で仲良くなって、「ただいま」という感じでお泊まりに来るお客さまも多くいらっしゃいます。

お客さまに歩み寄った、お客さまに合わせた接客ができる、というのが私たちのホテルの接客の根底にあり、それを今後も大切にし続けたいと思っています。

若林豪さん

「ホテルニューアカオ」の特色や魅力を熱く語る若林豪さん

次に、「ホテルニューアカオ」の特色や魅力についてお話しいただきました。

これだけ広い敷地がありますから、ホテルの楽しみ方もいろいろご用意しています。
もともと海を区切ったオーシャンプールはありましたが、リニューアルしてからはSUP(スタンドアップパドルボード)やカヤック、ダイビングも始め、一年中楽しめるコンテンツとしてやっています。

また、3か所に分かれている温泉もいろいろな楽しみ方ができます。
海のすぐそばの露天風呂や景色が楽しめる大浴場、インフィニティタイプなど、ロケーションも違うし、景色の見え方も異なり、源泉も違います。
(「ホテルニューアカオ」には3つ源泉があり、いずれもお湯の温度は50度から60度ぐらいで、どれも海に近いため塩化物の泉質で、美肌や保湿効果があり体がポカポカします)

日帰り温泉も魅力の一つです。
日帰り温泉では、「ホライゾン・ウイング」の2階のラウンジでソフトドリンクの無料サービスもあり、また、メインダイニングではランチ営業をやっていますから、ランチとセットで半日フルに温泉を満喫されるお客さまもいらっしゃいます。

さらに、「オーシャン・ウイング」の1階に「にぎわい横丁」というスペースがあり、ちょっと昭和的な雰囲気の看板の演出や射的、ゲームコーナーがあり、その一角に缶詰バーがあります。
棚に缶詰が並んでいて、そこからご自身で好きなものを選んでいただいて、レンジで温めたり、調理のリクエストがあれば承ったりしています。そこでお酒の販売もしていますから、缶詰バーの中の座敷で、缶詰を肴に飲んでいただくことができます。

ファミリーもカップルもシニアもいろいろな楽しみ方できるのが「ホテルニューアカオ」の魅力だと思います。

→次は「ホテルニューアカオ」の見どころ情報です!