ホテル暖香園 伊東温泉
創業は明治22年(1889年)!
楽しみがいっぱいある温泉ホテルです
ボウリングも卓球も温泉も楽しめるお宿です
ホテル暖香園は、伊東駅にも、オレンジビーチ海水浴場にも徒歩で行ける好立地に加えて、ボウリング場まで併設された、楽しさいっぱいのホテルです。もちろん、豊かな湯量を誇る温泉もあって、しかも料金はリーズナブル。まだ伊東駅がなかった明治時代から営業を続けるこの老舗ホテルを、井伊湯種(いいゆだね)の湯友で伊豆の温泉を知りつくすクロちゃんと一緒に訪ねました。
玄関は、歴史ある大型ホテルとしての重厚感を感じます。夜の雰囲気演出のセンスの良さにも、感心してしまいました。
玄関を入ると広々としたロビー空間が迎えてくれます。訪れたのが3月だったため、他の伊東のホテルと同様に、ひな壇が飾ってありました。
フロントは、ホテル形式のチェックインカウンターです。正面に掲げられた「暖香園」の書にこのホテルの歴史の重みを感じます。
ロビーには、「クラブ」と呼ばれる休憩スペースがあります。宿泊客の待ち合わせスペースとしても活用できるため、グループで外出する際にはとても便利です。今回の取材では、ボウリング場へ行く際に、ここでスタッフと待ち合わせをしました。
飾られた花にも、ちょっとした段差の階段一つにもセンスの良さが見られ、オシャレな雰囲気を感じます
フロントの奥には、プールのある中庭に面したテラス風の空間があります。外の景観とロビーエリアをつなぐ、とても開放感ある空間です。ちなみに、テラス風に演出するためか、椅子は籐(とう)の椅子を使っていました。
日が落ちると、中庭はイルミネーションの演出が加わり、とても素敵です。
ロビーには、自分に似合う浴衣を選ぶコーナーもあります。
浴衣は豊富なバリエーションから、色や柄、サイズが選べるようになっています。
女性には嬉しいサービスですね。
ロビーの脇には、「ウェルカムドリンク」のコーナーもあります。
無料でジュースやコーヒーなどを楽しむことができます。
待合スペースの奧には、ゲストルームがあります。
今回のインタビューに使用させていただきました。
ロビーには、かなり広いスペースを使った売店があります。
洋服やバッグ、お土産用の地元伊豆や静岡の特産品など、とにかく種類が豊富です。旅行者には嬉しい品揃えです。
2つの大浴場と2つの露天風呂で
豊富な湯量の伊東温泉を楽しめます
ホテル暖香園の温泉は、無色無臭のさらりと肌に優しい泉質。だから、乳幼児や高齢者も安心して入浴できます。
さっそく、湯種とクロちゃんはロビーの横にある男湯に向かいました。
男湯「するが」の入口は、とてもスッキリとしたイメージです。
暖簾をくぐると広い脱衣所になっています。男性専用のため、すっきりとしたシンプルなイメージです。
男湯の内湯は曲線を活かしたモダンなイメージです。
温泉が吹き出す噴水のような湯口が特徴的です。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。神経痛や関節痛、冷え性や疲労回復に効果があり、疲れた体を優しくときほぐしてくれます。
ゆったり、のんびり温泉を堪能できるモダンなイメージのお風呂です。
男湯「するが」から外に出ると、露天風呂「やんも」があります。山桃のことを地元では「やんも」と呼ぶそうで、入口には小さな木のふだが掛けられています。
露天風呂への通路の途中には、ごく浅い温泉の浴槽があります。露天風呂に行く間、足が冷えないように温めてくれます。キメ細かな配慮がとてもいいと感じました。
露天風呂の手前側に、この風呂の名前になっている山桃の木があります。
「やんも」の湯には、まるで岩に囲まれた細い渓流から注ぐような珍しい湯口があります。野趣あふれる露天風呂演出の大きな要になっていると感じました。
露天風呂の脇には、「やんも」の湯の由来、意味が書かれた看板があります。日本神話に、日本で唯一神の名を持つ樹木として記載されていることが書かれています。
湯種はクロちゃんと一緒に「やんも」の湯を堪能しました。森の中にいるようなこの温泉にゆっくり浸かっていると、とても癒されます。看板に「山桃の周辺にはヒーリングパワーがある」と書かれていて、本当にその効果があるのかもしれないと、二人で実感しました。
ロビーから宴会場に挟まれた通路を通った先に、女湯の「さがみ」と露天風呂の「うらら」があります。
女湯の「さがみ」は入口からオシャレな演出が始まります。
入口から中に入ってすぐの脱衣所も女性に配慮した洗練された空間です。この空間にマッチしたデザインのベビーベッドもあります。
脱衣所に続くパウダールームには、化粧がしやすいよう明るい照明が用意されています。男湯と女湯が交代制ではなく、女性専用ならではの気配りです。
女性のための気配りグッズも気兼ねなく使えるよう、わかりやく整理して置かれていました。
曲線を活かした明るく開放的な浴槽は、旅を楽しむ女性たちの心を盛り上げてくれそうです。
お子さま連れのお客さまのために、赤ちゃん用の洗い桶とお子さま用シートも用意されていました。
「さがみ」の湯の奥に、女性用の露天風呂「うらら」があります。
本館の客室はすべて同じ10畳タイプの和室
落ち着いた雰囲気のリラックスできる素敵なお部屋です
120室ある本館の客室は10畳あり、バス、トイレと窓から景色が眺められるスペースもついて、とても落ち着けるお部屋になっています。
広い庭園の中に温泉浴室つきの離れ客室
「別邸きた岡」があります
ホテル暖香園から歩いて3分の場所にあるのが、離れ客室「きた岡」です。
四季折々の風情が楽しめる広大な敷地の中に、4棟の数寄屋造り浴室付和室があり、特別なお客さまをおもてなしすることを目的としています。
入口の石造りの門柱には、重厚感のある木製の看板で「暖香園別館」の文字。歴史と風格を感じさせます。
入口から続く道を歩いていくと和の庭園の中に離れが見えてきます。
和の風情に彩られた庭園の中の数寄屋造りの離れは、まさに特別室という雰囲気。
暖香園別館の「きた岡」には、広大な日本庭園の中に4つの離れがあります
4つのうちの1つ「あおい」の部屋も、期待を裏切らない上質なイメージです。
「あおい」の本間からは、緑に包まれた日本庭園を楽しむことができます。この部屋には、ふすまを隔てて8畳の次の間があり、広々とした和の空間は心からくつろげそうです。
本間から通路を隔てた反対側には、4.5畳の和室とお風呂があります。部屋数も多く、広いため、とても贅沢な客室だと思います。
「あおい」の部屋風呂は、伊豆石を使った源泉かけ流しの温泉です。
「あおい」に続いて、「もみじ」のお部屋も拝見しました。こちらも風情ある佇まいです。
「もみじ」は、広々とした玄関が印象的です。美しく磨かれた廊下にも目を奪われます。
目の前の庭を楽しめる客室には、ゆったりとした時間が流れているようです。
実は、「もみじ」の隣には、「松風」という部屋があり、間の仕切りを取り払うことによって、1つの大きな客室になります。2世帯の宿泊にも最適です。