寸又峡温泉 翠紅苑
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先々代が情熱を傾けて引いた温泉が
寸又峡温泉の始まりでした
宿の魅力は奥大井の自然の美しさと
「美女づくりの湯」の温泉
奥大井の山々に包まれた大自然の美しさと素晴らしい温泉、という魅力を兼ね備えた人気の温泉ホテル、翠紅苑。
その創業に至るまでにはさまざまなドラマがあったようです。
寸又峡のある大間地区は、戦前は発電所やダムができて、そこに勤める社員たちの社宅もあり、栄えたところでした。しかし、戦後になると発電所は自動化され、ダムや発電所に勤める社員も減ってしまいます。
そこで、大間地区をどうにかしよう、温泉を掘って湯治客を呼び込もうと考えたのが翠紅苑の創業者でした。
今回のインタビューでは、創業から現在までの歴史も含め、翠紅苑の特色を伺いたいと思います。
インタビューを受けていただいたのは、副支配人の大村昭彦氏。
翠紅苑について興味深い話を伺うことができました。
現在の社長の祖父(先々代)が寸又峡温泉の生みの親であり、開湯のリーダーでした。
この地で温泉のボーリングを始め、さまざまな問題が発生する中で、大井川鐵道や町役場の協力を得ながら温泉の開発を進め、1957年(昭和32年)にようやく温泉が出て、1962年(昭和37年)に温泉旅館として開業することができたそうです。それまで、この地区には宿泊施設はありませんでしたから、寸又峡温泉ではここが一番古い宿です。
源泉は4キロ離れた山の上。そこからパイプで引き込み、300メートルほど離れた町営の露天風呂のところにある貯湯槽にいったん貯めて、その温泉を翠紅苑と他の温泉施設や温泉宿が使っています。
その後、秘境ブームがあったり、SLの営業が復活したり、平成2年には日本唯一のアプト式鉄道(ラックレールという歯形レールを使って、急坂を登り降りする急勾配用の鉄道の方式)が始まったりと、観光客が多く訪れるようになり、一時は次々と新しい旅館がオープンするようになりました。寸又峡温泉の全盛期には24軒ぐらいの旅館が軒を連ねていたそうです。
ところが、ブームが終わり、一時期の景気のいい時から衰退し始め、後継者不足などの問題もあって、現在では、7、8軒ほどになっています。
当館の魅力としては、なんと言っても圧倒的な自然の美しさだと思います。
寸又峡温泉は奥大井の山あいの静かなところにあり、四季折々の自然は本当に見応えがあります。春の新緑から始まって、秋の紅葉、冬は遠くの渓谷まで見渡せて、澄み切った冬景色を楽しむことができます。
もちろん、「美女づくりの湯」と言われる温泉ももう一つの魅力です。
次に、その他の特色や魅力についてお話しいただきました。
地元の新鮮な食材を使った郷土料理も当館の魅力の一つだと思っています。
できるだけ地産地消ということを心がけていて、ある意味ここでしか味わえない料理ですから、他の地域のホテルや旅館とは違う魅力になっていると思います。
この川根本町の土地だけで賄うことには限界がありますが、できるだけ静岡県産の食材で料理をご提供しています。
客室は、10畳の和室から埋まっていくのですが、ツインベッドルームも人気です。
いちばん新しい部屋は、特別室です。
特別室は静寂の空間や美しい眺めを独り占めできるよう2室分の広さを備えています。
かなり広めの源泉かけ流し温泉である「プライベート温泉」がついているのが最大の特色です。
それから、寸又峡温泉でも以前は日帰り入浴の対応をしているところがたくさんあったのですが、今はかなり少なくなっています。
そのような中でも、当館では力を入れて毎日やっています。
タオル付きで700円、タオルを持っていれば600円でご入浴いただけます。
さらに、このレポートの読者の方は、ここから100円引きにさせていただきますので、ぜひご利用ください。